土地探しにかかった時間
結論から申し上げます。不動産に行ってから契約まで2週間です。
しかも年末年始を含んで2週間。即決記録の上位にランクインできそう。
短期間だったので、テキトーに決めたと思われがちですが、ちゃんとここもポイントを考えて、探していました。
地元の不動産営業さんとつながる
これが、めちゃくちゃ大事だと思います。
・勤め先の提携先の会社さん
・ハウスメーカーに土地も探してもらう
といった選択肢もあるかと思いますが、私は土地と家は別で考えました。
元々、土地探しは長期戦を想定していました。そんな簡単に理想の土地は出てこないと思っていました。1年以上土地を探す方もいるといいます。
私たちのように、住みたいエリアが決まっている人には、やはり豊富な情報をもつ地元の会社さんがいいと思います。
その会社さんの情報力があるかどうか、会話で見極めましょう。
会社としてアクセスできる土地の情報自体はどこもだいたい同じです。
大事なのは、出会う担当さんの営業力・情報力。
問い合わせてみたり、ノーアポで不動産屋さんに足を運んで、とりあえず会話してみましょう。そしてしばらくメール等でやりとりして、情報量が豊富な方かどうか、見極めてみるのがいいと思います。
地域を知っているからこその情報
地元の不動産屋さんとお近づきになると、色んな情報を仕入れられます。
・土地に辿り着くまでの細かいルート(ここは道が細い、暗いとか)
・学区の小学校、中学校の子供たちの雰囲気(かなり大事)
・近所のおススメのお店や、いいスーパー・イマイチスーパー。
・最近近くであった土地契約・建築時のトラブル などなど
実際の暮らしを想像することができます。
それにより、同じ辻堂駅でも特にこのあたりがいい!といった細かい絞り込みができるようになります。
魅力的な土地があったら、即決する
なぜ、数千万のお買い物で、そんな簡単に決めてしまったのか。
理由は簡単です。こんな土地は出ないと思ったから。
探していた条件は
・駅から徒歩15分程度
・海にもすぐに行ける
・日当たり良好
・小中学校が近い
・目の前の道が広い(今の家が3m道路の前で駐車が地獄)
・150㎡以上の土地(お財布的に手が届く範囲で最大まで広げたい)
というところでした。
ネットで見れるレベルの情報収集はもちろんしていましたが、いざ実際に条件に近い土地を見せてもらおうということで、いざ湘南へ。
するとなかなかいい条件の土地がない。
・多くの土地が100㎡ちょっと。
⇒やはり人気のエリアです。東京と同様、オープンハウスをはじめとする、ローコスト住宅が台頭しています。広い土地の地主さんとしては、大きな土地を3500万で売るより、2つに分割して2000万×2区画にした方がいいですよね。広い土地は旗竿地(しかも車も通れない)といった問題アリなところばかりでした。
・道が狭い
⇒辻堂や茅ヶ崎のエリアは、住宅街の道がめちゃくちゃ狭いです。
このエリアは、戦争で空襲を受けなかったそうです。(工場や日本軍の施設がなかったため)そのため、戦前の未整備の区画がそのまま残っていて、道が狭いのです。
・土地が即売れする
⇒今は不動産世の中バブルです。不動産屋の皆さんは、売れるのに売り物がないことを嘆くくらい。ある程度高くてもあっという間に土地が売れるそうです。
そんなこんなで、10か所くらい見ましたが、なかなか条件が合わず。
そんな中、駅徒歩20分でしたが、理想の土地を見つけました。
・広さ150㎡超。
茅ヶ崎市は100㎡未満の土地を売れないため、分割して売れないサイズ。
・北側道路なのに日当たり抜群。(南側が隣家のお庭でポッカリ空いてる)
・海まで徒歩圏内。毎日歩ける。
・駅はちょっと離れちゃったけど平坦な道。
ここ住みたい…。
ここは逃しちゃいけない気がする…。即決せねば。。。!!
このあと、申込・契約に至るまでにもちょっとしたドラマがありましたが、どう考えても手放しちゃいけなさそうな運命の土地に、こうして出会うことができました。
移住先検討③ 藤沢市 VS 茅ヶ崎市
だいたいエリアが絞り込まれてきました。
どんどん具体的にしていきましょう。
ここまできたら、もう東海道線で東京に近いほうから探っていきましょう。
海沿いの街という意味では、藤沢駅は少し海から離れてしまいます。
南口から海岸までまっすぐ歩ける(ちょっと遠いけど)「辻堂駅」。
「辻堂海浜公園」に足を踏み入れた途端、広い空と芝、その先に砂浜。ここに子供たちを連れてきたい!!と思える素敵なところです。
そのため、どちらの市民になるかによって、受けれるメリットが全く異なるのです。
手厚い行政のサポートなら藤沢市
子どもの医療費など、税金でサポートしてくれるのは藤沢市です。
わかりやすい比較サイトがありました。
子育てに関する行政サービス比較 <藤沢・茅ヶ崎・鎌倉・平塚>
茅ヶ崎市は公立中学校もまだお弁当だったり(給食導入の計画あり)行政のサポート面ではかなりの差があるようです。
理由はシンプル。税収の差。多くの企業が拠点を置くところと、そうでないところ。行政の財政状況が雲泥の差なのです。茅ヶ崎市さんにはお金がなさそうだ・・・
広いお家に住むなら茅ヶ崎市
全ての土地というわけではもちろんないのですが、辻堂駅の南側に多く存在する第1種低層専用地域で比べてみると、
同じ40坪の土地を買ったとしても、建てられる家の大きさが全然違うんですね。
広い庭や駐車場で余裕のある敷地利用をしたい人には、大きな問題ではないかもしれません。
私はどちらかというと、広いリビングやたっぷり収納、ワークスペースなど部屋を充実させることの優先度を高く考えていました。
そのため、行政サービスへの不満は今後もグッと堪え、茅ヶ崎市>藤沢市。
「辻堂駅の茅ヶ崎市寄り」を第一希望として、不動産屋さんに行ってみることにしました。
移住先検討②:沿線選び
つづいては、駅選びです。
「だいたい湘南」とは言ったものの、広義の湘南はとっても広いです。
ローカルの方々に定義の話をすると怒られるかもしれませんが…
主に働くことが多いのは品川・新橋・東京といった都内でも東寄りのエリア。
新宿・渋谷方面はあまり使いません。
このあたりに真っ直ぐ行くことを考えると、東海道線・横須賀線・京急線あたりがターゲットとなってきます。
①横須賀線や京急線の利用が前提となる、逗子市・鎌倉市方面。
逗子・葉山は、学生時代最も多く足を運んだ、私が一番好きなエリアです。
特に一色海岸は、日本中で一番好きな場所といっても過言ではありません。
一方、住むとなると、山と海に囲まれる複雑な地形。
まず頭に浮かんだのが鎌倉の渋滞。色々と雑誌を読み漁っていると、夏は湿気が溜まりやすいといったこのあたりの特性があることがわかりました。
②東海道線の利用が前提となる、藤沢市・茅ヶ崎市・平塚市方面
住むのに現実的かと思ったのは、駅でいうと藤沢・辻堂・茅ヶ崎・平塚。
だいたいこのあたりまでなら、電車に乗っている時間が1時間以内になりそう、と試算しました。
さらに勇気づけたのは、「特急湘南」の存在。通勤時間にだけ走る特急列車。
どうしても通勤がツラい日には、晩酌を我慢して浮いたお金で、座って快適通勤も夢ではなさそうです。
東海道線の利便性に加え、圏央道が開通したこともあり、車でどこかに行くときも移動しやすそうだな、というところも魅力的でした。
また、こちらの方面は広大な平野部にあたり、前述の湿気が籠るということはなさそう(もちろん夏は暑いですが)
ハザードマップの話はまたどこかでできればと思いますが、地形的にも津波の発生リスクが低めであることがわかりました。
そんなこんなで、東海道線沿線に絞られていきました。
移住先検討①:整理して考えると湘南
引越先は茅ヶ崎市です。ではなぜそうなったのか。何回かにわけて記載します。
好きな場所に土地を買って、好きなデザインの家を建てる。
でも、ルールや法律、そして何より自身や家族のライフスタイル。いろんな制約も出てきます。
選択肢が無限にありすぎるこの活動には、何事も検討軸と優先順位を決めておくことが大事になります。
私の場合、このように検討軸を考えました。
①通勤のしやすさ
②実家からの距離
③地域の魅力
①通勤のしやすさ
「テレワークばかりだから移住しよう」というのがそもそものきっかけです。
そのため、通勤のしやすさから考えることは「?」かもしれません。
私の仕事においては、コロナ禍の緊急事態宣言、蔓延防止措置の期間においては完全テレワークを徹底していましたが、解除されてからは出社・外出も増えてきました。
そのため、「未来永劫、テレワークが前提」ではないことを想像しておかないといけません。
しかし、コロナ前と明らかに変わったのは、「自宅でできる仕事はいつでもテレワーク」という働き方が許されるようになりました。
コロナ前の生活環境において、私が最も嫌っていたことは「毎朝満員電車に揺られて9割の体力を消耗して始業すること」だったため、通勤移動が会社から1駅の品川区内に戸建を購入して住んでいました。
通勤ラッシュを避ける選択肢を持てれば、電車に乗る時間が長いことは大きな問題ではない。
これにより、1時間~1時間半の通勤時間を想定することにしました。
②実家からの距離
続いて、実家からの距離。
・子育てにあたって実家のサポートを受けたい
・災害時、なにかあったときに緊急対応してくれる人は近くにいるか
・サポート受けるだけでなく、実家側の老後も考えとかないと
これらのことを考えていくと、埼玉や千葉ではなく、私の生まれ育ち親類も多い(実家がある)神奈川県にあることの安心感が現実的になってきます。
また、妻の実家は地方にあるため、新幹線or羽田空港へのアクセスも悪くないことは大事かと思っています。
③地域の魅力
最後に地域の魅力です。3つ目に書きましたが、私の中ではかなり大事です。
ずっと住む土地です。地元愛のような地域への愛着を感じながら暮らしていけるのは、とても幸せなことだと思っています。
実際、現在暮らしている品川区は大好きな場所です。
周辺は商店街に囲まれ、夏から秋にかけて毎週どこかでお祭りが開催されています(コロナで中止が続きますが…)。
近所のお店はどこも顔見知り。子供たちの名前も覚えてくれて人情あふれるところが大好きです。この街を離れることへの未練は、未だに取り払えておりません(笑)
湘南は言わずもがなですが、海を中心としたサーフカルチャーが中心のエリア。
自分自身、神奈川県民(湘南エリア在住ではない)だった学生時代、休みの日や授業の後に、葉山や鵠沼海岸など車でいろんな場所に行っていました。
東京で働きながら湘南に住む。わざわざ遊びに行く場所だったところが、自分の地元になったら…そんな素晴らしいことはないですよね。
こうして、私たちの移住先は、「だいたい湘南」に決まりました。
さらなる場所の絞り込みはまた次回。
2022年は家を買い時なのか(ポジティブ)
当たり前に考えて、今家を買うなんてアホだと思っていました。
当たり前のことに気づいたのが、2021年末。
そうか、買うのが高いなら売るのも高いのか。
うっすら期待しながら、希望持ちすぎない程度に無料査定へ。
住友不動産のサービスを使ってみました。
ここで気を付けておきたいのは、
・査定に出したら営業が来る(当たり前ですが)。
お試しだけなら、複数社向けの一括査定系のサイトはやめておきましょう。
・本命の会社以外でお試ししましょう。
紹介特典など、得られるはずのメリットが受けられなくなるかも。
・特に、勤め先の福利厚生などで仲介手数料が割引になる等、
数十万円単位で違いが出る場合も。
そして結果の話。
なんと…7年前に建売新築で買ったこの家が、買った値段の+約10百万円で売れるという衝撃の評価が!!!
買った頃はまだ、東京オリンピックの招致決定が決まって間もないころ。
東京の土地価格の上昇始まっていましたが、まだまだ激安だったようです。
建物自体の評価額はもちろん下がっているのですが、それ以上に土地がとんでもなく上がっているということを、実感しました。
この時、決意しました。
今まで品川区に住んでいたこの数年間の住宅費用が実質ゼロクリアになる。
なんなら売却益まで出ちゃうかもしれない。
高くたって、いいじゃないか・・・。
こうして、私たちの移住計画が始まりました。
この記事執筆時点でまだ実際に売りに出してはいません。
ニュースでは、最悪の円安が叫ばれています。
金利を上げる判断がいつされるか。岸田政権はお得意の検討で、先延ばし。
頼む、もう少しこのままで、売れてくれ・・・!
2022年は家を買い時なのか(ネガティブ)
2022年、住宅を取り巻く情勢はまさにバブル。40年前のバブル期越えとも言われています。
・オリンピック前から続く、首都圏の再開発
・まだまだ続く低金利時代
・コロナによるライフスタイルの変化
・中国を発端とするウッドショック
・戦争勃発で、ロシアの木材も入ってこない…
値段が上がる傾向ばっかり。
さらには大工さんは不足、半導体不足で水回りのモノが入ってこない・・・
ネガティブな情報は続きます。
ただ、やっぱり今の生活は変えたい。
私たちには急ぐ理由がありました。2023年春、長女が1年生になるから。
新生活を新居で迎えるため、約15ヶ月(考え始めたその頃2021年末)。
建売購入経験しかない私には、この15か月がリスク大なスケジュールであることに、その頃まだ気づいてませんでした。
はじめに~最初にアップ予定を考えた~
品川駅近くで働き、品川区に住んでいます。なんせ通勤が楽。少し歩けば電車要らず。通勤ラッシュなんて知りません。
一人暮らしだった頃から数えて10数年の品川区民生活。2015年頃だったか、結婚を機にマイホームを購入して住んでいます。そんな中、新型コロナの影響で2020年からテレワーク生活が始まりました。
都心へのアクセスは最高。周辺の商店街や、充実した子育て環境。
近所の方々にも恵まれ、何一つ不満はありませんでした。
が、始まってみたテレワーク、家で1日過ごすと、家の中は夏は暑く冬は寒い。
毎日過ごすと閉塞感からなのか、溜まるストレス。
ある日突然思いつきました。家売って引っ越そう。
今後のアップ予定の記事カテゴリ(時期未定、順不同)
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・茅ヶ崎・辻堂のいいところ
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